2億5000万年前のオーストラリアはどこにあった?

2026年6月14日

暑い砂漠や独特の動物で知られるオーストラリアにも、南の高緯度で過ごした時代があります。約2億5000万年前には南極とつながり、ゴンドワナの一部を占めていました。

南極と接する高緯度の陸地

当時のオーストラリアは、およそ南緯60〜75度にあったと復元されています。現在の南岸側で南極と接し、さらにゴンドワナを通じてインド、アフリカ、南アメリカへつながっていました。

南オーストラリアやノーザンテリトリーなどには、古い氷河堆積物や氷が磨いた岩盤が残っています。ゴンドワナの寒冷な時代を記録したものです。

高緯度にも森林があった

寒い地域でも、常に何も生えていなかったわけではありません。種子シダのグロッソプテリスが森林をつくり、その植物遺体はクイーンズランド、ニューサウスウェールズ、ビクトリアなどの石炭層のもとになりました。

南極、インド、アフリカ、南アメリカにも共通するグロッソプテリスの化石が見つかります。ペルム紀にこれらの土地がつながっていたことを示す、強い証拠です。

オーストラリア東部の古い石炭層は、ゴンドワナの森林の記録です。現在の砂漠や草原だけでは、この大陸の過去は想像できません。

南極から離れ、北へ向かう

ゴンドワナのほかの断片が離れた後も、オーストラリアと南極のつながりは長く残りました。約3500万年前ごろまでに分離が進み、海に囲まれた環境で独自の生き物が進化していきます。

現在は年に約7cmという速さで北へ移動しています。この先約5000万年で東南アジアとの衝突が進めば、インド洋と太平洋を結ぶ海路も変わると考えられます。

よくある質問

オーストラリアは南極付近にあった?

はい。約2億5000万年前にはおよそ南緯60〜75度にあり、南極と直接つながっていました。

独特の動物が多いのはなぜ?

海に隔てられた長い期間に、カンガルーやウォンバットなどの有袋類が独自に進化したことが大きな理由です。

南極とつながっていた証拠は?

大陸の縁にある対応する岩石、共通する化石群、古地磁気、プレートの形や海底の記録などが一致します。

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