1億年前は海の底だった?世界の都市と白亜紀の海

2026年4月25日

約1億年前、世界の海面は現在よりはるかに高く、浅い海が大陸の広い範囲に入り込んでいました。現代の大都市がある土地にも、そのころの海の記録が残っています。

白亜紀の海面はなぜ高かった?

約1億4500万〜6600万年前の白亜紀は、現在より平均気温が約6〜12℃高かったとされます。大規模な極地氷床はなく、海面は現在より約200〜250m高い時期があり、大陸棚の広い範囲を海が覆いました。

海嶺の活動も活発で、若く盛り上がった海底が海水を大陸側へ押し出す効果がありました。こうした条件が重なり、白亜紀には大規模な海進が起きました。

都市の足元に残る、かつての海の記録

浅い海にはどんな生き物がいた?

白亜紀の浅い海には多くの生物が暮らしていました。巻いた殻を持つ頭足類アンモナイトが繁栄し、全長17mほどに達する海生爬虫類モササウルス類は、食物連鎖の頂点を占めていました。

白亜を主につくるのは、円石藻という単細胞藻類がつくった微小な炭酸カルシウムの殻です。厚さ1mの白亜が積もるまでには、およそ1万〜3万年を要したとされます。

ロンドンやパリ周辺の白亜は、無数の小さな殻が長い年月をかけて海底に積もったものです。

よくある質問

約1億年前の海面はどのくらい高かった?

白亜紀中ごろには、現在より約200〜250m高かったと推定されます。大陸の広い範囲が海に覆われる高さです。

そのころ恐竜は生きていた?

はい。白亜紀は恐竜が非常に多様化した時代でもあり、海を取り囲む陸地には多くの恐竜がいました。

近い将来、同じ高さまで海面が上がる?

白亜紀の海面は、極地の氷だけでなく海底の形やプレート運動にも関係します。そのため、当時の数百mという変化を、そのまま近い将来の予測として扱うことはできません。

関連する読みもの

この記事に出てくる時代

同じテーマの記事: 国と地域の移り変わり

← 地図で大陸の移動を見る