2億年前のブラジルはどこにあった?

2026年4月10日

約2億年前、ブラジルと西アフリカはひと続きの陸地でした。現在のブラジルとセネガル、ナイジェリア、カメルーンの沿岸の間に、大西洋はありません。両者の分離は、大陸移動を実感しやすい地球史の一場面です。

ブラジルはゴンドワナの内側にあった

約2億年前、パンゲアは分裂を始めたばかりで、南アメリカはまだアフリカとつながっていました。ブラジルはゴンドワナの一部で、東側が西アフリカの張り出しと接していました。アマゾン盆地は海から遠い大陸内部に位置していました。

ブラジルの緯度は現在と極端には違いませんでしたが、気候は違いました。水蒸気を供給する南大西洋がなく、内陸の広い範囲は乾燥していたのです。ブラジル北東部のパルナイバ盆地の堆積物にも、その環境の記録が残っています。

ブラジルとアフリカはいつ離れた?

分離が始まったのは約1億3000万年前。南側から裂け目が開き、数千万年かけて北へ広がりました。間に海水が入り、やがて南大西洋へと成長します。

ただ静かに離れたわけではありません。引き伸ばされた地殻に沿って火山が噴火し、両岸に火成岩を残しました。ブラジルのパラナ玄武岩とナミビアのエテンデカ玄武岩は対応しており、もとは同じ地域だったことを示します。

ブラジルと西アフリカを地図上で近づけると、海岸の形だけでなく、大きな地質構造も海を越えてつながります。

海の両側に残る同じ化石

淡水にすんだ爬虫類メソサウルスの化石は、ブラジルと南アフリカの同時代の地層から見つかります。大洋を泳ぎ渡ることが難しい動物が両側にいた事実は、大陸が地続きだったことを強く示します。

種子シダのグロッソプテリスは、南アメリカ、アフリカ、南極、インド、オーストラリアに分布します。いずれもゴンドワナの断片です。化石と岩石は、同じ大陸の記憶を今に伝えています。

よくある質問

ブラジルとアフリカは陸続きだった?

はい。南アメリカとアフリカはおよそ5億年前からつながり、約1億3000万年前に南大西洋を開く分離が始まりました。

南大西洋ができるまで何年かかった?

約1億3000万年前に分離が始まり、数千万年かかりました。初めは細い海だったものが、徐々に現在の大洋へ広がりました。

今の地図でも形が合うの?

ブラジル北東部の張り出しは、ギニア湾側のくぼみにパズルのように収まります。この対応は、大陸移動説の初期の手がかりでした。

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