ジュラ紀の気候は?今の国々で比べる恐竜時代の環境
2026年4月28日
約2億100万〜1億4500万年前のジュラ紀には、暖かい気候のもとで広い森林が育ち、海面も高くなっていました。ただし、地域差は大きく、緯度や海からの距離によって環境は大きく異なりました。
暖かい地球にも、乾いた内陸があった
ジュラ紀の全球平均気温は現在より約3〜8℃高く、大気中の二酸化炭素は産業革命前の約4〜8倍と推定されています。極地にも森林があり、大規模な氷床はありませんでした。
しかし、温暖だからといって雨が多いとは限りません。分裂しつつあったパンゲアの内陸では、季節的な乾燥や強いモンスーンが見られました。
現在の国・地域で見るジュラ紀の気候
- イギリス・北ヨーロッパ:現在の地中海を思わせる温暖な亜熱帯。イングランドのジュラ紀層には海生爬虫類の化石も残っています。
- アメリカ:東部は温暖な亜熱帯、南西部は季節的に乾燥。ユタやコロラドの恐竜化石産地には、その環境の記録があります。
- 中国:中国北部には温暖で生物の豊かな環境が広がりました。遼寧省周辺の羽毛恐竜の化石群などが、中生代の豊かな生態系を伝えます。
- ブラジル・南アメリカ:北側は高温多湿で、南へ行くほど乾燥する地域がありました。
- オーストラリア:まだゴンドワナの一部で、高緯度では冷温帯から寒冷な環境の森林が育っていました。
- インド:ゴンドワナの南半球側に位置し、比較的涼しい気候と季節風の影響を受けていました。
- スカンディナビア・フィンランド:現在の寒い気候とは異なり、温暖で湿潤な亜熱帯の環境を経験しました。
- サハラ・北アフリカ:今のような広大な砂漠ではなく、浅い海や森林のある低地が広がる地域もありました。
よくある質問
ジュラ紀は世界中が熱帯だった?
いいえ。極地にも森林はありましたが、熱帯だったわけではありません。緯度による差があり、内陸では季節的な乾燥も強く見られました。
ジュラ紀にも砂漠はあった?
はい。特に大陸内部にありました。ザイオンやアーチーズなど、アメリカ南西部の地層には、ジュラ紀の砂丘の記録が残ります。
なぜジュラ紀は暖かかった?
活発な火山活動で大気中の二酸化炭素が増え、温室効果が強まりました。太陽光を反射する極地の氷が少なかったことも、温暖な状態を維持する一因でした。