パンゲア大陸の時代、今の国々はどこにあった?

2026年4月4日

約2億5000万年前、世界の陸地の大半は超大陸パンゲアに集まっていました。現在の国々を形づくる土地も、今とは違う場所にありました。主な地域の位置関係を見てみましょう。

北アメリカ:東側はアフリカと地続き

北アメリカは、北側の陸塊ローラシアの西部を占めていました。現在のアメリカ東部の大部分は、アフリカ北西部やイベリア半島と接していたのです。アパラチア山脈はその衝突帯の名残で、かつてはヒマラヤに匹敵する高さがあったと考えられています。

西側には、地球の大半を覆うパンサラッサ海が広がっていました。現在のカナダ北極圏にあたる土地も、当時は極から遠い中緯度にありました。

ヨーロッパ:北米・アフリカに囲まれた土地

ヨーロッパもローラシアの一部で、北アメリカやアフリカ北西部とつながっていました。イギリスやスカンディナビアは温暖な亜熱帯に位置していました。ヨーロッパとアジアを隔てるウラル山脈は、石炭紀後期にシベリアがローラシアのほかの部分と衝突して形成されました。

南側には広大な熱帯の海、テチス海があり、ローラシアとゴンドワナの間に入り込んでいました。現在の地中海は、この古い海の歴史を引き継ぐ小さな名残です。

インド:南半球からアジアへ長い旅

インドは南側の陸塊ゴンドワナに組み込まれ、アフリカと南極の間、赤道よりかなり南にありました。

パンゲアが分裂すると、インドは独立した陸塊となって北上します。プレートとしては非常に速く移動し、約1億年かけて数千kmを進みました。約5000万年前にアジアと衝突し、その動きは今もヒマラヤを年に数mmずつ押し上げています。

インタラクティブ地図でインドを検索し、時間スライダーを動かしてみましょう。南極付近から北へ向かう旅を追えます。

南アメリカとアフリカ:海を挟む前の隣人

両大陸は現在の海岸線付近でつながっていました。地図上でパズルのように形が合うのはそのためです。アマゾン盆地は海から遠い内陸にあり、地域全体の位置も現在とは異なっていました。

約1億3000万年前から両者が離れ、南大西洋が開き始めます。向かい合う沿岸に同じ化石や対応する岩石が残ることは、大陸移動説を支えた有力な証拠でした。

オーストラリアと南極:長くつながっていた大陸

ほかのゴンドワナの陸塊が離れた後も、オーストラリアと南極のつながりは長く続き、約3500万年前ごろまでに分離が進みました。パンゲアの時代には両者とも南極に近い位置にありましたが、地球全体は現在より温暖でした。

南極からは温暖な環境の植物や恐竜の化石も見つかっています。現在の氷に覆われた姿とは、まったく違う過去があったのです。

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