ティラノサウルスがいたのは約200万年間だけ?
2026年8月18日
恐竜と聞いてティラノサウルスを思い浮かべる人は多いでしょう。けれども、恐竜時代を通してずっといたわけではありません。ティラノサウルス・レックスという種が知られるのは、その最後の約200万年間です。
白亜紀の最後の約200万年間
確認されているT. rexの化石は、白亜紀の最後の時代、マーストリヒチアン期後半のものです。年代はおよそ6800万〜6600万年前。その後、チクシュルーブ衝突に伴う大量絶滅で、ほかの非鳥類型恐竜とともに姿を消しました。
200万年も十分長く感じますが、恐竜全体の歴史とは桁が違います。最初の恐竜は約2億3000万年前に現れ、鳥類以外の恐竜は約1億6500万年にわたり生きました。T. rexは、その終盤のごく一部を占めるのです。
約1億6500万年の恐竜時代に対し、T. rexがいた約200万年は、最後の約1%にあたります。
「種がいた期間」と「1頭の寿命」は別
約200万年というのは、1頭が生きた長さではありません。骨の成長線の研究から、個体の寿命はおよそ20〜30年と考えられます。シカゴで展示される有名な標本「スー」は、約28歳で死んだと推定されています。
T. rexは世界中にいたわけでもありません。確実な化石は北アメリカ西部、当時の陸塊ララミディアから見つかります。時代も地域も限られた捕食者が、恐竜全体の象徴になったのです。
よくある質問
ティラノサウルスはいつからいつまでいた?
T. rexの化石が知られるのは、約6800万〜6600万年前の約200万年間です。白亜紀の終わりにあたります。
1頭は何年くらい生きた?
骨の成長線などから、およそ20〜30年と推定されています。「スー」は約28歳とされます。
有名な恐竜はみんな同じ時代にいた?
いいえ。トリケラトプスやエドモントサウルスは同時代ですが、ステゴサウルス、ディプロドクス、アロサウルスは、T. rexより何千万年も前の恐竜です。